ちっこいはなし

たのしいせいかつ

悪口

とめどなく嘔吐

最近は永遠に叶わない歴史のifばかりを夢見続けている。また、美しい人はできるだけ美しいまま死んでほしいとも思う。時間軸の外れとしての現在からそれを幻視している。副作用は現実からの解離だ。 わたしは獲得的ハンディキャッピングが好きなタイプなので…

脳が誰かを刺す

満ち足りている。満ち足りているのだけれど、誰かが邪魔だったり、嫌いな奴がのうのうと笑ってると「ああ、死んでくれないかな」と思う。そしてふと、我に帰る。どうせいずれは誰しも苦しみながら、冷たい地の奥底へ沈んでゆくのだ。願うまでもない。でもや…

喫煙室

色んな人が嫌いすぎて生きられない。一酸化炭素だな。別に嫌われることは平気じゃないし、それを一番恐れているのは私なのだ。でも、自分が作った架空の誰かの目線が全方位から突き刺さってくる。気持ち悪い。 常に目の前にいる人間の死を願わないと気が済ま…

蓄音機

下校途中は全ての音が私を中傷するように聞こえる。うるせえな、何もかもろくに知らんお前らにとやかく言われる筋合いはないんだよ。まあ、何もかもろくにさらけ出さんのは私なんだが。もしかして結果的に自分が悪いことになってる? 私はその時前に進むこと…

LOL

なんだか万物がマリオネットに見えて笑える。別にその糸の先にわたしはいないけど。くだらねえくだらねえ。一人内心大爆笑、顔には出ない。不審がられることもなし。幸せだなあ。 自らの生にピリオドを打つより、相手への恨み言を糧に生きるほうがなんだかん…

風船

不機嫌が膨張する。何も好きになれない。嫌いなものが視界を隅々まで埋め尽くすのは不愉快以外の何物でもないし、自分自身を変えようともしない事に、他人事のように腹が立つのだ。過不足ない暮らしがある癖に不満を並べ立てては相手のアバターを殴るのだ。…