ちっこいはなし

たのしいせいかつ

自己肯定感五割増し

生きてりゃどうにかなる。きっとこの世のどこかには私の顔を心からかわいいと思ってくれる人がいる。いつかは誰かを憎むことも妬むこともなくなって、もっと何も気にせず笑えるようになるんだろう。
もっと笑え。ネガティブな言葉を振り撒くのは悪だ。力任せに励ましてみせろ。主語が無くていい。なんなら意味もいらない。ただ目的さえあれば。
ピアノを弾きながら今日描く絵の構図を考える。風呂場で歌いながらいい詩を思いつく。息抜きに下手な小説を書きながら頭が作曲を始める。そんな私だっていいだろ。誰にだってできることじゃない。
世界は楽しすぎる。卑小だけど、愚鈍だけど、猥雑な頭だけどなんだっていいや。時々泣きたくなるのも幸せすぎて不幸に慣れてないだけだし、悔しいのは過去の自分のせいだからしょうがない。
わかってほしいけどやっぱり触れられたくない。丁寧にこねくり回した言葉じゃないと上手く声に出せない。そんな私はまた言うんだよ。「生まれ変わったら九十六鍵のピアノになりたい」
今日はずいぶんと熱血な気分だね。暑苦しかったらすみません。でもこれも私なんで。